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アーカイブ サンデー毎日 倉重篤郎のニュース最前線 2023/07/06 倉重 篤郎
与野党の“石橋湛山派”がついに決起した! 自民・古川禎久×国民・古川元久 政界リベラル再編宣言
軽武装、経済重視の宏池会に属しながら、岸田政権は軍拡への大転換を行った。自民党の「良心」の系譜はここに潰(つい)えたかと思われたが、保守リベラルの原点とも言える石橋湛山を旗印にした超党派の結集が始動している。その中心的存在である自民党の古川禎久氏と国民民主党の古川元久氏が、変革への展望を語る。
財政破綻に備えて生活をこう守る/日中関係の改善を優先せよ
なぜ今、石橋湛山(たんざん)なのか? 経済ジャーナリストとして戦前は「小日本主義」を唱え植民地主義を批判、戦後は政治家になり一時は首相にまで上り詰めた湛山が、今永田町に蘇(よみがえ)りつつある。湛山の思想を研究する議員連盟が立憲民主党内でこの3月に発足(会長・篠原孝衆院議員)したことについては、6月25日号で報告したが、それが与野党にまたがり、超党派の「石橋湛山研究会」に発展、6月1日にその設立総会が行われた。
超党派議連の共同代表には、篠原氏のほか自民党の岩谷毅(たけし)、国民民主党の古川元久の3氏、幹事長には自民党の古川禎久(よしひさ)氏が選ばれ、自民、公明、立憲、国民、維新、有志の会などから代理を含めて約50人が出席した。
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