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アーカイブ　サンデー毎日倉重篤郎のニュース最前線 2024/11/28 倉重篤郎

徹底検証　安倍晋三とその時代　元朝日新聞主筆・船橋洋一が「宿命の政治家」を戦後史に刻印する

アベノミクス、安保法制、歴史認識…

　安倍晋三首相とは何者だったのか？　船橋洋一氏の新刊『宿命の子』上下（文藝春秋）は、安倍政権、その執政と戦略を、徹底的な取材で跡づける。安倍政治を反国民的なものとして批判してきた本誌と見方は異なるが、凡百の「安倍本」とは次元を異にする、事実に立脚した調査報道の結晶であろう。安倍時代の罪を追及してきた倉重篤郎が、船橋氏に迫る110分――。

　兵庫県知事選には驚かされた。メディアがこぞって批判、県議会が全会一致で不信任を決めた前知事が再選された。民主主義を支える第４の権力（旧来型メディア）と、県民の代表が集った機関から完膚なきまでに「ノー」を突き付けられた人物が、別の民意発現手続きによって、「イエス」と上塗りされた。この民意の衝突をどう見るか。

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