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    アーカイブ サンデー毎日 倉重篤郎のニュース最前線 2025/03/16 倉重 篤郎
    山本太郎が「浮世離れ国会」を弾劾 政治家は国民の苦境と無縁だ
     現代政治の台風の目である山本太郎氏がいっそう存在感を増している。困窮する国民とダイレクトにつながる政治姿勢への共感が広がっているのだ。れいわ新選組が擁する個性派政治家にもスポットを当てながら、彼らの怒りの根源と、未来への展望に2週連続で迫る大特集。
    人間の尊厳を守る社会づくりの先頭に立つ
     党利党略ばかりで、物価高、生活困難の実態が見えていない 自民も立憲も変わらない緊縮政党 経済復活し、アジア平和外交で存在感を
     気になる数字が二つある。一つは、昨年のエンゲル係数(家計の消費支出に占める食費の割合)28・3%である。1981年以来最も高い水準となったが、今年に入っても高止まりの傾向に変わりはない。エンゲル係数といえば、貧困の度合いを示す指数だ。これがニュースになること自体、日本経済の足元での微妙な構造変化を感じさせる。
     係数を押し上げたのは、身近な食べ物の高騰だ。1月の消費者物価指数は、前年同月比4%の上昇(総務省2月21日発表)だったが、その半分は食料品の上昇によるものだ。コメが7割強のアップ、キャベツやハクサイなど葉物野菜が2?3倍上がったほか、生鮮から加工まで食品が満遍なく値上がりしている。
     もう一つは、政党支持率における異変だ。産経新聞社・FNN世論調査(2月22、23日実施)によると、30代の政党支持率に絞ってみると、自民党が11・2%だったのに対し、れいわ新選組が14・4%、国民民主党15・9%と伸長、「小」が「大」を食う逆転現象が発生している。特に、れいわに対する30代支持層の伸びは、昨年10月の衆院選以降顕著で、11月2・5%、12月4・7%、今年1月7・0%、今回の14・4%と倍々ゲームになっている。
     何がれいわを押し上げているのか。反自民の流れもあろうし、既成政党への不満もあろう。SNSの徹底活用で、若年層に直接メッセージを届ける戦略が奏功したのかもしれない。ただ、それだけでは説明がつかない。「消費税廃止」「最低賃金1500円政府が補償」「給付金で消費の軍資金を」「奨学金徳政令」といった発信する政策の中身が、時代状況と国民意識に一定程度突き刺さっている、とみるべきではなかろうか。「食」という人間の基本的営みまで脅かす「貧困」に政治がどう向き合っているのか。ここで二つの気になる数字が重なってくる。
     れいわの驀進(ばくしん)はなぜ、いつまで続くの…



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