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アーカイブ やぶ睨み「ネット社会」論Ⅱ 2023/03/24 内海 善雄
一部の報道によると、岸田総理のウクライナ訪問について、日本政府はロシア側に対し、外交ルートを通じて事前に通告していたと、政府関係者が語っているという。NHKなど、権威ある報道機関の報道だから、全く事実無根というわけでもなかろう。総理は、国会質疑の中で、「外交関係のことだから、通告したか、しなかったかについても明らかにしない」と答弁しているが、よくある都合が悪い時に逃げる答弁の典型例である。なぜ、「事実無根だ」と断言できないのか?
総理のウクライナ訪問は、①日本は、ロシアの侵攻が不当なものであるとの判断に立ち、ロシアとは一線を画すること、そして、②西欧諸国とともにウクライナを支援するということを、身をもって天下に示すためのものだ。
その陰で、「ちょっとウクライナを励ましに行ってきます。日本の立場を理解してね。」とロシアへ諂ったかもしれない疑惑を否定できない日本政府、よほどの腰抜けか、それとも高度の外交力を駆使する古狸だと誇示しているのか?
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